宇野商店


宇野商店について 唐織で文楽の衣裳や歌舞伎の衣裳を作ります。

舞台衣裳を制作して45年…

私たち宇野商店は、これまで歌舞伎や文楽の舞台衣裳を45年にわたって作り続けてきました。
この格子は勧進帳で使う衣裳の格子で、伝統のあるデザインですので
歌舞伎、文楽の事をこの小物を通じて沢山の方たちに知って頂ければと思います。
最初はまず柄を決めるのに何年も掛かり格子の柄が決まればそれをプリントするのに
これまた上手くいかず・・・
京都の染め工場の技術で今の帆布に染めることが出来ました。
歌舞伎、文楽ファンだけでなく若い方たちにも愛用して頂ければと思います。
最初はファスナーの普通の小物でしたが、がま口の小物を見かけ
京都のがま口専門会社に相談に行き、私たちが想像していたサンプルが出来あがりました。
これからも小物やトートバッグのみならず、いろいろなことに挑戦していきたいと思っています。
唐織や錦、朱珍織物など様々な着物で文楽の人形衣裳や歌舞伎の衣裳を作り上げていきます。

歌舞伎や文楽の衣裳について…

文楽の衣裳は、人間が着る衣裳に比べ大きさが異なるほか、背中に人形遣いが手を入れる背穴があります。人間と違って人形には肉体がないので、衣裳には一部夏物を除いてすべてに綿が入っています。衣裳は種類、模様など役柄に合わせられますが、必ずしも厳密な時代考証等によるものではなく、芝居としての舞台効果を狙った面も大いにあります。歌舞伎に比べれば全体的に地味ですが、時代物の高貴な役の衣裳は豪華で華やかなものも多く、また世話物の衣裳は比較的実生活に即しています。衣裳は舞台全体の中で美しい彩を配していますが、間近で見ても、細やかな柄や役の決まり模様など興味深いものがあります。※文楽協会HPより引用
人形の衣裳に関しては伝統を守るため、今も尚、昔の資料や本を元に忠実に作っておりますが、出来上がってお客様に渡って喜んで頂けるとやってて良かったなと思います。
文楽の人形衣裳です。一つ一つ手作業で熟練した職人が作り上げていきます。人形衣裳といえども大きさもそれなりにあるので作り上げるまでには時間も手間もかかります。

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